収納リフォームブログ
収納リフォームは大工工事なのか建具工事なのか??
収納リフォームの説明をする際、よくこの話題になります。
これは大工工事なのか、建具工事なのか。
実はこの部分がコスト的に大きな問題になるのです。
例えばこのようなケース
キッチンカウンター収納を家具として製作してもらいました。
これはすなわち建具工事となります。
工房(作業場)でそのほとんどを製作し、運搬して現地へ。
現地(空室)では組み立て、取付調整作業が必要です。
組み立て、調整作業の様子
この時は家具職人さんに現地まで来てもらいました。
ですが、
通常は職人さんが自ら現地にきて作業することはレアケース。
ましてや現地で採寸してどんな収納を造るかを考えたり
ということも珍しいと思います。
基本は依頼されたものを図面通り工房で作って運搬トラックに
積み込むまでが仕事というのが私の認識です。
では誰が図面(プラン)を考え、現地で取付けるのか、大きなものになれば運搬費も高額。
ようするにいくつもの業種が関わり合わなければならない
難しいものになってしまう=費用も高額になりがち
賃貸アパートの一室で簡単に安く収納を増やそうと考えても、
建具工事になってしまうと現実こういうことなのです。
ではこのようなキッチン収納を大工さんに頼んで作ってもらえるのでしょうか?
作れないということはないかもしれませんが、
そもそもそれは大工工事ではないのです。
現地での取付は大工工事の中に入るかもしれません。
でも収納自体を考え、現地で作るとなるとまた違った知識と技術が必要です。
大工さんや家具職人さんに無理をさせれば、それはコスト高としてはね返ってきます。
ようするに収納リフォームだけを専門とする人間がいなかった
ブログタイトルにもした質問の回答
「収納リフォームは大工工事なのか建具工事なのか?」
答え: どちらでもない
専門としている人がいなかった・・・
だから自分が始めました。
※収納リフォームの効果
